
毎月開催されている大宮第三公園プレーパークに、子どもを連れて遊びに行ってきました。
「自分の責任で自由に遊ぶ」
をモットーとしている大宮第三公園プレーパーク。(以下プレーパーク)
自然の中で自由に遊ぶ子どもたちの表情には、ワクワク・ドキドキがあふれていました。
今回の埼玉ベビカフェでは、我が子がプレーパークで遊んだ様子を詳しくお伝えします。
プレーパークってどんなところ?

遊具はすべて手作り
プレーパーク(冒険遊び場)とは、土、水、木、風、火すべてを相手に、自然の中で色んな素材、道具を使って自由に遊べる遊び場です。
どんな遊びが生まれるかはみんな次第!
遊び場の中で大人たちはみんなで、
子どもたちの『やりたい』気持ちを大切にしながら遊びを見守っています。大宮プレーパーク・ねっこの会チラシより引用
プレーパークにはワクワクする遊びがたくさんあります。
- 手作りブランコ
- モンキーブリッジ
- トランポリン
- たき火
- 工作
- 木工
- ビー玉転がし
- シャボン玉
- 絵の具遊び
- 昔遊び(コマ回し・けん玉)
ほかには人力車のように子どもを乗せて移動できるリヤカーがあったり、
大きなタライをひっくり返し、思いのままに叩いて演奏会をしてみたり……
『名前のない遊び』が子どもを通じてたくさん生まれていました。
利用は無料。
予約の必要はなく、当日の受付を済ませればOKです。
木工で初めてのDIY!子どもは手先も頭もフル活用
プレーパークにあるすべての遊びを楽しんでいた我が子ですが、中でも夢中になっていたのは木工。
プレーパークでは、木工ブースに用意してある木材を自由に使えます。
短い・長い・細い・太い……
あらゆる形の木材を眺め手に取ると、親子で「何を作ろうか?」と想像がふくらみます。
親子で試行錯誤しつつ、30分ほどの時間をかけてハシゴが完成しました。
さらに、隣のブースでは絵の具やマジックが使えたのでそのまま色塗りにも挑戦。
木工はノコギリやトンカチを使うため親が手伝いましたが、色塗りは子どもたちだけでやってもらいました。
絵具で色を塗るだけではなく、カラーセロファンを使って質感に奥行きを出すなど、
プレーパークではたくさんのアイデアが思い浮かぶようです。
プレーパークのたき火で「火の大切さ・怖さ」を知る
続いて紹介するのはたき火のブースです。
プレーパークでたき火をする意味
・楽しい!キレイ!あったかい!熱い!怖い!くさい!五感を通じて体験できます
・たき火を囲んで知らない人同士でも交流できます
・火との安全な付き合い方が火を扱いながら学べます
・災害時火に慣れていれば安心です大宮第三公園プレーパーク「たき火」看板より抜粋
たき火の看板には、子どもの安全と学びについての内容が記されていました。
最近ではオール電化の家庭が増え、
子どもにとって火というものはケーキのろうそくに灯ったものを見るくらいのもの。
火が大きく燃える様子を間近で見る機会はほとんどありません。
火の燃え方・熱さを体感できる、とても貴重なブースでした。
スタッフの方がマッチの使い方を教えてくれる
たき火の近くで、スタッフの方がマッチの点け方を子どもに教えてくれました。
我が子は初めて自分で火を点けられたことに、すごく感動したようです。
- 子どもの自分でも火をつけられたこと
- 火はキレイだけど、煙はとてもくさいこと
- 火は楽しいけど、熱くて痛いと思った
と興奮気味にマッチを点けて感じたことを、たくさん話してくれました。
子どもを火の危険から遠ざけるのはとても重要なことですが、
「なぜ危険なのか」
「火が燃えるとどうなるのか」
という大切なことを、プレーパークでの実体験を通じて学べました。
小中学生もサブスタッフとして大活躍!園・学校以外の社会を知る
プレーパーク内では、常時スタッフの方が各ブースの安全を見守ってくれたり、遊び方を教えてくれたりします。
スタッフの中には「サブスタッフ」と書いてあるテープを服に貼り、運営側として活動している小中学生もいました。
活動中の中学生に、どうしてサブスタッフとして活動するようになったか尋ねてみると
「幼稚園のころからたくさん大宮プレーパークに遊びに来ています。
長い期間過ごしているうちに、自分より年齢が下の子たちがどんどん増えていって……
小さい子にプレーパークでの遊び方を教えてあげたくて、サブスタッフとして活動するようになりました。」
と教えてくれました。
成長に合わせ、遊びだけでなく子どもの活躍の場所となっているプレーパーク。
プレーパークでは子どもの社会が広がり、たくさんのコミュニケーションが生まれているようです。
幼稚園児の我が子は、サブスタッフの中学生のお姉さんに毛糸製作を教わっていました。
教え方がとても上手で、毛糸をうまく扱えない我が子を励ましながら優しく教えてくれました。
枝や石を使って、遊びの武器作りを教えてくれる小学生のお兄さんもいました。
歳の離れた子ども同士で繋がり、学びながら遊べたのは、我が子にとってとてもありがたい経験となりました。
園や学校・家庭の世界しか知らない子どもが、
「私たちが暮らす世界や社会は、すごく広い」
という大事なことを認識できる、大きな1歩となりそうです。
大宮第三公園プレーパーク主催「大宮プレーパーク・ねっこの会」や開催日時について

手作りの大きなキルト生地に書かれたメッセージ
大宮第三公園プレーパークは、
市民活動団体『大宮プレーパーク・ねっこの会』主催で運営されています。
私たちはルールや使い方をなるべく最初からは決めすぎず、
遊んでいる子どもたちの様子、大人達の見守り方によって、
臨機応変に、子ども達がなるべくのひのびと、
大人達がゆるーくみんなで見守れるようにみんなで話し合って毎回開催しています。『大宮プレーパーク・ねっこの会』代表様より
開催場所:大宮第三公園みぬまの森
開催日時:毎年月に1度のペース(詳しい日程は大宮プレーパーク・ねっこの会の公式サイトをご覧ください。)
「みんなで子育て」の想いで繋がる輪
プレーパークで自然と触れ合いながら遊んだ経験は、親子ともに学びある時間となりました。
主催の大宮プレーパーク・ねっこの会は
「みんなでみんなの子どもを育てよう!」という方針でプレーパークを運営されています。
その運営方針は「地域みんなで子育てするまちづくり」を掲げて活動する、私たちベビカフェと通じるものがあります。
ベビカフェでは「孤育てではなく、みんなで子育てする」という大宮プレーパーク・ねっこの会と共通した想いをこれからも発信し続け、
子育て世帯が、もっと育児を楽しめるような活動を行っていきたいと思います。
ベビカフェは『子育て世帯』の応援団であり、『子育て世帯を支える人や団体』の応援団。
これからも地域密着型かつ、子育て女性に役立つ情報をお伝えしていきますので、ぜひ活用してくださいね。
さらに埼玉ベビカフェでは、SNSのように誰でも気軽に参加可能です。
楽しい・良かった・失敗した!……など、
さまざまな思いや経験を、地域みんなで共有していきましょう。
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